GB350はパワー不足?5つの原因と体験談からパワーアップさせる改善策

「GB350がパワー不足なのはなぜ?」

「どうすれば、GB350の物足りない状況を解決できる?」

ホンダのロードスポーツモデル「GB350」
クラシックスタイルと日常の使い勝手を兼ね備えた人気モデルです。

そんなGB350について「パワー不足」との声も聞かれますが、なぜでしょうか?

本記事では、GB350はパワー不足である原因と不満を解消する解決策について詳しく解説していきます!

GB350はパワー不足である5つの原因

GB350最高出力は20馬力。
250CCでも20馬力が多い中、GB350がわずか20馬力という控え目なパワー。

排気量348ccで馬力が20だと、パワー不足と感じるのも否めないでしょう。

では、パワー不足に陥る原因は何か?
GB350はパワー不足である5つの原因について、性能上の観点から考察します。

【原因1】エンジン設計

まず1つ目の原因として考えたいのが「エンジン設計」

GB350のエンジン設計がパワー不足の主要な原因です。このバイクのエンジンは、低回転域でのトルクを最大化することに焦点を当てて設計されています。結果として、最大トルクは29.0Nmを3,000rpmで発揮しますが、高回転域でのパワーは比較的低い水準に留まります。例えば、高速道路で追い越し加速を試みる際には、このエンジン特性により加速力が不足することが明確になります。

また、坂道を登る際にも、高回転での追加パワーが必要となるシチュエーションでは、エンジンの性能が足りないことが実感されます。このように、GB350のエンジン設計は、穏やかな街乗りやゆったりしたクルージングには適していますが、スポーツ走行や急な加速を求める場合には制限を感じることでしょう。

【原因2】排気量

次に2つ目の原因として「排気量」

GB350の排気量が348ccであることが、パワー不足の一因となっています。一般的に、バイクの排気量が大きいほど高いパワーとトルクを発揮することができます。しかし、348ccの排気量では、特に高速走行時や急な坂道でのパフォーマンスが求められる状況において、加速力や上り坂での力強さが不足する傾向にあります。

具体的には、GB350は最大出力20馬力を発揮しますが、より大きな排気量を持つバイクが30馬力以上の出力を提供することは珍しくありません。この排気量によるパワーの差は、追い越し加速や長距離の高速巡航において、明らかな性能の制約となり得ます。したがって、GB350はその排気量により、都市部での利用や穏やかなクルージングに適していると言えます。

【原因3】ギア比

3つ目の原因として「ギア比」

GB350のパワー不足はギア比が原因です。ギア比とは、エンジンの回転数と車輪の回転数の関係を指し、この比率が高いほど加速に優れ、低いほど最高速度に寄与します。GB350の場合、特に低速域でのギア比が高く設定されており、都市部での小回りや加速を重視した結果、高速走行時のパワー不足を感じさせる原因となっています。

例えば、GB350の1速のギア比は3.071、5速では0.900となっており、この設定は市街地での使用を念頭に置いたものです。しかし、このギア比設定が高速道路などで速度を出す場面では、エンジンの出力を十分に車輪に伝えることができず、加速力が不足すると感じられます。したがって、GB350のパワー不足はギア比が原因の一つといえそうです。

【原因4】空気抵抗

4つ目の原因として「空気抵抗」

GB350が高速走行時にパワー不足を感じる一因は、空気抵抗にあるとみます。このバイクはクラシックスタイルを重視した設計であり、エアロダイナミクスに対する考慮が二の次になっています。特に、フロントカウルの欠如やミラーの形状など、空気の流れを乱す要素が多いため、高速での空気抵抗が増大します。

例えば、100km/h以上で走行する際、空気抵抗は著しくパワー消費を増加させ、エンジンが発揮できるパワー以上の労力を要求します。この結果、加速時や坂道でのパフォーマンスが不足すると感じるのです。したがって、GB350は、そのデザインが高速走行時の空気抵抗を引き上げ、パフォーマンスに影響を及ぼすと言えます。

【原因5】燃料供給システム

そして5つ目の原因として「燃料供給システム」

GB350の燃料供給システムがパワー不足に影響を与えることがあります。このシステムは、特に低温時や高負荷時に最適な燃料の供給が難しいことが問題点として挙げられます。燃料供給が不均一になると、エンジンの性能が最大限に引き出せず、結果として加速力が低下する原因になります。

具体例としては、寒冷地でのスタートアップ時や、長時間の高速走行後の追い越し加速時に、エンジンが望むパフォーマンスを発揮できない場合があります。これは、燃料の気化不良や供給タイミングのズレが主な原因です。したがって、GB350では、燃料供給システムの最適化によりパフォーマンスの向上が期待できます。

【後悔】GB350がパワー不足だと感じた体験談

ここまで、GB350はパワー不足である原因を考察してきました。

GB350の性能上のパワー不足だけでなく、実際に乗ってみて「パワー不足」と実感するシチュエーションもあります。

どういった時にパワー不足だと感じるのか?
実体験を交えて、GB350がパワー不足だと感じた体験談をご紹介します。

【体験談1】高速道路での追い越しがきつい

特に感じる局面が「高速道路での追い越しがきつい」

GB350での高速道路での追い越しは困難を伴う場面があります。その主な理由は、348ccのエンジン排気量に起因するパワー不足です。特に、高速道路の上り坂や追い風の状況下では、加速が鈍くなりがちです。

具体的には、追い越しを試みる際にフルスロットルを使っても、速度が十分に上がらないことが多く、他の車両に追いつくのに時間がかかるという経験があります。このような状況は、特に重い荷物を積んでいる時や、二人乗りをしている時に顕著です。したがって、GB350は、高速道路での追い越しには不向きであり、この点を考慮して使用する必要があります。

【体験談2】坂道での加速・走行が遅すぎる

日常的に乗っていて実感するのは「坂道での加速・走行が遅すぎる」

GB350では坂道での加速や走行が遅すぎるという体験談があります。この問題の根本原因は、348ccの排気量から得られるパワーとトルクが不足していることにあります。特に、急な坂道を上る際には、エンジンが提供するパワーが必要な加速度を生み出すには不十分であることが顕著になります。ライダーの中には、坂道で加速しようとギアを下げても、期待するような速度の増加が見られないと報告しています。

この状況は、重い荷物を搭載している場合や、二人乗りをしている場合にさらに悪化します。したがって、GB350は平坦な道路やゆるやかな坂道での使用には適していますが、急な坂道での走行にはパワー不足が課題となります。

【体験談3】寒い朝の日は特にエンストしやすい

季節の影響でいえば「寒い朝の日は特にエンストしやすい」

GB350は寒い朝の日に特にエンジン停止(エンスト)しやすいという経験があります。これは、低温環境下での燃料の気化不良や、エンジンオイルの粘度上昇による内部抵抗の増加が主な原因です。

寒冷地では、気温が大きく下がる朝にバイクを始動させる際、GB350のエンジンがうまく作動せず、スムーズにエンジンがかからない、あるいはかかったとしても直後に停止してしまう事例があります。特に、冬季の朝はエンジンの暖機運転にも時間がかかり、その間にエンジンが停止してしまうリスクが高まります。このため、GB350を寒冷地で使用する際には、追加の暖機運転の時間を確保するなどの対策が必要となります。

【体験談4】二人乗り時のパフォーマンスに影響

一人だけでなく「二人乗り時のパフォーマンスに影響」

筆者のみならずGB350での二人乗り時にパフォーマンスが著しく低下するという体験談が多く報告されています。この主な原因は、追加される乗員の重量が、348ccエンジンのパワーとトルクに対して過大な負荷となるためです。特に、坂道の走行や追い越しの加速時に、このパワー不足が顕著に感じられます。

二人乗り時の実際の事例では、坂道での加速が遅れ、平坦な道でも速度を出すのに時間がかかると報告されています。さらに、乗車姿勢による空気抵抗の増加もパフォーマンス低下に影響しており、高速道路での巡航速度の維持が困難になることがあります。このため、GB350は一人乗り用途に適しており、二人乗りを前提とする場合には、その限界を理解しておく必要があります。

【体験談5】スポーツ走行には不向きで物足りない

そして何より実感するのは「スポーツ走行には不向きで物足りない」

GB350がスポーツ走行には不向きで物足りないと感じるライダーが多いことがわかります。この主要な理由は、348ccの排気量から得られるエンジンパワーが、激しい加速や急なカーブを楽しむスポーツ走行に必要なパフォーマンスを提供するには不十分であるためです。スポーツ走行では、迅速な加速と瞬時のパワーレスポンスが求められますが、GB350はこの点でライダーの期待に応えることが難しいです。

具体的には、カーブの連続する山道などで加速を試みた際に、パワーの不足を感じ、速度を上げるのに苦労する体験が報告されています。また、追い越し加速時にも、期待するようなパフォーマンスが得られないことがあります。このため、GB350は穏やかなクルージングや街乗りには適していますが、スポーツ走行を主目的とするライダーには物足りなさを感じさせることが明らかです。

パワー不足からGB350をパワーアップさせる改善策

ここまで、GB350のパワー不足について解説してきました。

では、改善策は何かないのか?
もっと満足いく走りを追求することはできないのかどうか。

最も気になるパワー不足からGB350をパワーアップさせる改善策をまとめていきます!

【改善策1】エアフィルターの交換する

まず1つ目の改善策として「エアフィルターの交換する」

GB350のパフォーマンス向上のためにエアフィルターを高性能なものに交換することは、効果的な改善策です。高性能エアフィルターは、エンジンへの空気の流れを改善し、より多くの酸素を燃焼室に供給することができます。これにより、燃焼効率が向上し、結果としてエンジンの出力とトルクが増加します。

例えば、市販されている高性能エアフィルターを使用した場合、通常のエアフィルターに比べて空気の流量が増加することが報告されています。これにより、GB350の加速性能が向上し、乗り心地が改善されます。したがって、エアフィルターの交換は、比較的簡単かつコストパフォーマンスに優れた方法でGB350のパワーアップを実現する手段です。

【改善策2】ボアアップキットを導入する

次に2つ目の改善策として「ボアアップキットを導入する」

GB350のパフォーマンスを向上させるためにボアアップキットの導入は有効です。ボアアップキットによってエンジンの排気量が増加し、その結果、エンジンから得られる最大出力とトルクが向上します。

具体的には、排気量を348ccから400ccへと増加させるボアアップキットを導入することで、エンジンの最大出力が20馬力から約25馬力へと向上する事例があります。この排気量の増加により、加速性能が改善され、坂道や追い越し時のパフォーマンスが顕著に向上します。しかし、ボアアップはエンジンに大きな負担をかけるため、冷却システムやエンジンの耐久性にも注意が必要です。したがって、ボアアップキットの導入は、GB350のパワーアップに直接的に寄与する効果的な手段です。

【改善策3】エキゾーストシステムを変更する

そして3つ目の改善策として「エキゾーストシステムを変更する」

GB350のパフォーマンス向上のためにエキゾーストシステムを変更することは、効果的な改善策です。パフォーマンス専用のエキゾーストシステムに変更することで、排気の流れがスムーズになり、エンジンの呼吸が改善されます。これにより、エンジン効率が向上し、最終的に出力とトルクが増加します。

例えば、市販されている高性能なエキゾーストシステムを導入した場合、GB350の最大出力が約2~5馬力向上することが期待されます。さらに、排気音の質も向上し、乗り心地の満足度が高まる効果もあります。したがって、エキゾーストシステムの変更は、GB350のパフォーマンスを手軽に向上させる有効な手段と言えます。

【簡単】GB350のパワー不足が物足りない人への解決策

「改善策に取り組んでも、根本原因は解消されない。」
「パワー不足で物足りない。どうすれば解決できる?」

どうすれば、問題は解消できるのか。

ここからは、GB350のパワー不足が物足りない人への解決策をまとめていきます。

【解決策1】高値で買い取ってもらう

根本的な解決策としては「高値で買い取ってもらう」

物足りなければ、乗り換えるのも一つです。
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【解決策2】性能向上のためにメンテナンスを実施する

乗り続ける前提の解決策としては「性能向上のためにメンテナンスを実施する」

パワー不足が物足りないけど、売却せずに乗り続けたい!こんな方の解決策として、GB350のパフォーマンス向上があります。具体的には、エンジンオイルの交換や、プラグのチェック、燃料系統のクリーニングなど、適切なメンテナンスを行うことで、エンジンの効率が向上し、パワー不足をある程度解消することが可能です。実際、古いエンジンオイルは熱効率を低下させ、パフォーマンスの低下を招きますが、定期的に高品質のオイルに交換することで、これを防ぐことができます。

また、エアフィルターの清掃や交換は、エンジンへの空気の流れを最適化し、燃焼効率を高めるために重要です。これらのメンテナンスは、GB350のエンジンが常に最良の状態で機能するために必要であり、定期的に実施することで、パワー不足を感じることなく快適なライディングが可能となります。

【Q&A】パワー不足が残念なGB350に関するよくある疑問

最後にパワー不足が残念なGB350に関するよくある疑問をまとめます。

【疑問1】GB350の最高速度はどのぐらい?

「GB350の最高速度はどのぐらい?」

GB350の最高速度は、公道の走行条件下で約130km/h程度とされています。

この数値は、GB350が搭載する348ccエンジンの出力特性や、バイクの全体的な設計に基づくものです。GB350は、その設計上、街乗りやゆったりとしたクルージングに最適化されており、高速走行よりも快適性や燃費の良さを重視しています。したがって、最高速度を追求するタイプのバイクではなく、日常の移動や週末のレジャーを楽しむライダーに適した仕様となっています。最高速度は、バイクの性能を示す一側面に過ぎず、GB350の魅力はその乗りやすさや扱いやすさにあります。

【疑問2】GB350は運転しやすいですか?

「GB350は運転しやすいですか?」

GB350は運転しやすいバイクです。

その理由は、車体のバランスが良く、低回転から安定したトルクを提供するエンジン設計にあります。特に、低中速域での扱いやすさが際立っており、市街地での運転や渋滞時の取り回しも容易です。加えて、シート高が低めに設定されているため、足つき性が良く、バイク初心者や身長が低いライダーにも運転しやすい設計となっています。また、クラシックスタイルと合わせた直感的な操作性は、長時間のライディングでも疲れにくいというメリットをもたらします。したがって、GB350は様々なライダーにとって扱いやすく、日常使いからレジャーまで幅広いシーンでの使用に適しています。

【疑問3】パワー不足以外にGB350の欠点は何ですか?

「パワー不足以外にGB350の欠点は何ですか?」

GB350のパワー不足以外に指摘される欠点としては、装備のシンプルさが挙げられます。

このバイクはクラシックスタイルを重視しているため、最新のテクノロジーに関する装備が限られています。例えば、ABSが標準装備されていないモデルもあり、これは特に滑りやすい路面条件下でのブレーキング時に不安を感じる原因となります。また、デジタルメーターやLEDライトなどの最新の便利機能が装備されていないため、夜間の視認性や情報の読み取り易さについても改善の余地があります。これらの点は、GB350をより快適に、また安全に使用するための改善点として考えられます。ただし、これらはGB350のコンセプトとスタイルを考慮した結果であり、バイクの基本的な魅力や走行性能には影響を与えません。

まとめ:GB350はパワー不足である原因と不満の解決策

GB350はパワー不足である原因と不満の解決策をまとめてきました。

改めて、GB350はパワー不足である原因をまとめると、

GB350はパワー不足である原因

  • エンジン設計
  • 排気量
  • ギア比
  • 空気抵抗
  • 燃料供給システム